
わたしは自分の子どもたちのスマホだけでなく、両親や義理の両親、親族のスマホもまとめて見ています。契約自体は本人名義のままでも、プランを決めるのも、機種変更のときに設定をやり直すのも、結局わたしのところに話が回ってくることが多いです。
上の子が高校生になった頃からスマホの料金プランを考えるようになりましたが(このあたりは別記事に書きました)、高齢の家族のスマホは、また少し勝手が違うなと感じています。今日はその話を書いてみます。
高齢の家族のスマホ、よくあるムダの構造
わたしが見てきた範囲での話にはなりますが、高齢の家族のスマホは、電話とLINE、あとは孫の写真を見るくらいしか使っていないのに、大容量プランや無制限プランのままになっていることがよくあるようです。
昔、機種変更したときのすすめられるままに契約したプランが、そのままずっと続いている、というパターンが多い印象です。使っているデータ量に対して、料金が見合っていないケースは、確認してみると案外見つかります。もちろん、家族と外出先で頻繁にビデオ通話をする人など、実際にデータをよく使う高齢の方もいるので、一律に「無駄だ」とは言い切れません。まずは実際の使用量を見てみるのが先だと思っています。
まず確認すること、データ使用量と通話の頻度
プランを見直す前に、直近数か月のデータ使用量を確認しておくと、どのくらいのプランが合っているかの見当がつきやすくなります。

iPhoneの場合は、設定アプリの「モバイル通信」を開くと、今の期間のデータ使用量がアプリごとに表示されます(出典:Apple公式サポート、2026年7月確認)。Androidの場合は機種によって多少メニュー名が違いますが、設定アプリの「ネットワークとインターネット」から契約している通信会社の設定を開くと、データ使用量の合計とアプリ別の内訳が確認できます(出典:Google Pixelヘルプ、2026年7月確認)。
通話については、かけ放題が本当に必要かどうかも合わせて見ておきたいところです。友人とよく長電話をする人なのか、電話はほとんど出るだけの人なのかで、選ぶオプションが変わってきます。
使い方別に見る、プランの考え方
データ使用量と通話の傾向がわかったら、使い方に近いタイプで考えてみます。特定の1社をおすすめするつもりはないので、ここでは考え方の目安として書いておきます。
各社の現行プランを公式サイトで確認し、比較表にしてみました。
| 使い方の目安 | 会社・プラン | データ容量 | 月額(税込) | 通話 |
|---|---|---|---|---|
| 電話は少なめ・LINE中心 | 楽天モバイル「Rakuten最強プラン」 | 〜3GB | 968円 | 専用アプリ利用で国内通話が無料 |
| 電話は少なめ・LINE中心 | IIJmio「ギガプラン」 | 2GB | 850円 | 従量制(30秒22円)、かけ放題は別オプション |
| 通話が多め・かけ放題込みで安心 | au「シニアバリュープラン」(60歳以上限定) | 5GB | 4,048円 | 5分/回の国内通話がかけ放題込み |
| 通話が多め・店舗サポートも欲しい | ドコモ「ドコモmini」 | 4GB/10GB | 2,750円/3,850円 | 従量制、かけ放題は別オプション |
| そこそこ使う・店舗サポートも欲しい | UQ mobile「コミコミプランバリュー」 | 35GB | 4,048円 | 10分/回の国内通話がかけ放題込み |
| そこそこ使う・店舗サポートも欲しい | ワイモバイル「シンプル3 S」 | 5GB | 3,278円 | 従量制、かけ放題は別オプション |
| そこそこ使う | LINEMO「ベストプランV」 | 30GB | 2,970円 | 5分/回の国内通話がかけ放題込み |
出典:au公式サイト、NTTドコモ公式サイト、UQ mobile公式サイト、Y!mobile公式サイト、LINEMO公式サイト、楽天モバイル公式サイト、IIJmio公式サイト・報道発表(いずれも2026年7月確認)
auの「シニアバリュープラン」のように、60歳以上を対象にしたプランを用意しているところもあります。データ量は控えめでも通話のかけ放題が含まれているので、電話中心の使い方には合わせやすいプランだと思います。ただ、料金や条件は変わることがあるので、契約する時点であらためて公式サイトを確認してもらえたらと思います。
見落としやすい注意点
プランの料金だけを見て決めてしまうと、あとで困ることもあるようです。わたしが確認していて気になった点を挙げておきます。
- 店舗でのサポートがあるかどうか。対面で相談したい人には、大手キャリアやサブブランド(ワイモバイル・UQ mobileなど)の店舗があると安心なようです
- かけ放題の有無と、対象になる通話時間(5分・10分・24時間など、プランによって条件が違います)
- 緊急通報や、災害用伝言板が使えるか
- 家族間通話が無料になる特典が、乗り換え先では外れる場合があること
- キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)を使い続けたい場合、持ち運びオプションが必要になることが多いこと
- LINEのアカウントを新しい端末やSIMに引き継ぐには、事前にLINEアプリ側で引き継ぎ設定をしておく必要があること
- 端末が古いと、対応している電波の周波数(バンド)によっては、乗り換え先で快適に使えないことがあること
これだけ並べると気が重くなりそうですが(汗)、ひとつずつ確認していけば、そこまで難しい作業ではないと感じています。
家族が代理で手続きできるか
高齢の家族の契約を、離れて暮らす子どもが代理で手続きしたい、というケースもあると思います。
ドコモは、契約者本人以外が窓口で手続きする場合、委任状が必須とされているようです。auは、委任年月日や委任事項などの必要事項を書いた書面があれば、必ずしも公式の委任状でなくても対応してもらえる場合があるようですが、親子であることが確認できる書類の提示だけで済むケースもあるとのことです。ソフトバンクは、公式サイトから委任状をダウンロードできるようになっています。
このあたりは各社で扱いが違いますし、時期によって条件が変わることもあるので、実際に手続きする前に、必ず契約先に電話や店舗で確認してもらうのが確実だと思います。
設定してあげるときのコツ
プランが決まって機種を用意したら、最後は設定です。わたしが実際にやっているのは、そこまで特別なことではありません。
文字を大きく表示しておくこと、よく使うアプリ(電話・LINE・カメラなど)だけをホーム画面の1画面目にまとめておくこと、不要な通知はあらかじめ切っておくこと、このあたりを最初にやっておくと、あとから「これ何?」と聞かれる回数がずいぶん減る気がしています。
その人に合った使い方を決めるところまでが、家族の仕事
プランの比較表を作っていても思うのですが、結局のところ、正解は人によって違います。データ量が少なくて済む人もいれば、思ったよりよく使う人もいます。
その人に合った使い方を決めてあげるところまでが、家族の仕事だと思っています。
子どものスマホ代を見直したときの話は、こちらにまとめています。
→ 高校生のスマホ代を格安SIMで年6万円節約、料金比較の目安
子育てにまつわるお金の制度は、年齢順に別記事でまとめました。