正直、ロボット掃除機はずっと信用していませんでした。4人分のおもちゃや文房具が床に散らばる我が家では、絶対に途中で引っかかって止まると思っていたからです。実家の母がロボット掃除機の話をするたびに、「うちは無理なやつ」と流していました。
導入したのは今年に入ってからです。上の子が使うプリントや教材が増えて、朝の掃除機がけに使っていた時間が惜しくなったのがきっかけでした。結論から言うと、床に掃除機をかける時間そのものがなくなりました。ただし、ロボット掃除機を信じられるようになったのは、機械の性能よりも先に「床に物を置かない仕組み」を作ったからです。
最初の1週間は、案の定つまずいた
買ってすぐは、想像通りのことが起きました。子どものブロックを巻き込んで途中で止まる、コード類に乗り上げて動けなくなる、ラグの端で毎回引っかかる。1週間で3回くらい、掃除機を助けに行きました【しふぉん確認:止まった回数と原因、これくらいで合ってる?】。この時点では、やっぱり我が家には向いてないかもと思っていました。
特に困ったのが、次男のミニカーです。床のあちこちに転がっていて、タイヤ部分が掃除機の吸い込み口にちょうどはまってしまうのか、動かなくなっていることが何度もありました。夜中に「ウィーン、ガコン」という音で目が覚めて、様子を見に行くと同じ場所で空回りしている、ということもありました。この頃は、宝の持ち腐れだなと半分諦めかけていました。
効いたのは「床置き禁止ゾーン」を先に決めたこと
流れを変えたのは、掃除機の設定ではなく、家族のルールの方でした。リビングの床を「何も置かない場所」と決めて、おもちゃも脱いだ靴下も、寝る前にすべて所定の場所に戻すルールにしたんです。子どもには「床の物は掃除機くんに食べられるよ」と伝えたら、これが意外とすんなり通りました。
床置き禁止ゾーンを決めてからは、ロボット掃除機が引っかかる回数がぐっと減りました。物が減ったことで掃除機の動きがスムーズになっただけでなく、そもそも私自身が床に落ちているものに気づきやすくなったのも大きかったです。掃除機と片付けは別々のものだと思っていましたが、実はセットで効く仕組みだったんだと気づきました。
子どもたちには「寝る前チェック」という名前で、床の物を拾ってから寝る習慣をつけました。誰が一番早く終わるか競争にすると、意外と喜んでやってくれます。長女と次男は毎晩のように「今日は私が一番」と言い合っていて、面倒な片付けがちょっとした遊びに変わったのも、想定していなかった副産物でした。
予約タイマーで、朝は「終わっている」状態に
今は、子どもたちが家を出たあとの時間帯に自動で動くよう予約タイマーを設定しています。学校と保育園の見送りを終えて家に戻ると、リビングの床がすでにきれいになっている。これが大きくて、以前は自分でかけていた15分ほどの掃除機がけと、その前の「片付けてから掃除機」という段取りの時間、合わせて30分近くがまるごと浮きました【しふぉん確認:合計の時間、30分くらいで合ってる?もっと短ければ直したい】。
浮いた時間は、コーヒーを座って飲むことに使っています。地味なようですが、朝バタバタしたまま1日が始まるのと、5分でも座って一息つけるのとでは、そのあとの気分がまったく違います。以前は掃除機をかけ終わってから家を出る準備をしていたので、玄関で「もう出ないと」と焦る日がほとんどでした。今はその焦りがなくなった分、忘れ物を確認する余裕まで生まれています。
夫にも「掃除機、いつの間にかかかってるね」と言われるようになりました。以前は休日にまとめて掃除機をかけていたのが、平日のうちに毎日きれいになっているので、休日にやることが1つ減ったのも助かっています。エステの仕事をしていた頃、施術の合間の掃除は「見えない部分ほど手を抜かない」がモットーでしたが、今はその感覚を家でも機械に任せられるようになった気がしています。
結局、機械よりも先に「置かない仕組み」
ロボット掃除機を使ってみて実感したのは、機械の性能云々より先に、床に物を置かない習慣がセットで必要だということでした。逆に言えば、その仕組みさえ作れれば、物が多い家庭ほど恩恵は大きいと思います。うちのようにおもちゃだらけの家でも回っているので、同じように諦めていた人には、床置き禁止ゾーンから試してみてほしいです。