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公立小・中学校でかかるお金は年11万〜19万円、内訳と備え方

2026.07.26

木のテーブルに置かれた赤いランドセルとノート、鉛筆立て、そばに置かれた小さな招き猫

うちには今、公立中学1年と公立小学5年の子どもがいます。

学校からのお便りには、集金の案内が結構な頻度で挟まっています。教材費、校外学習の交通費、部活の道具代。1枚1枚は数百円〜数千円でも、束になると「今月ちょっと多いな」と感じる月があるのは正直なところです。

体感だけで語るのも心もとないので、公式の数字を調べてみることにしました。文部科学省が2年おきに行っている「子供の学習費調査」です。最新の令和5年度版で、公立小学校・公立中学校それぞれの年間費用がどのくらいなのか、内訳ごと見ていきます。

公立小学校・公立中学校、学校でかかるお金の年額

文部科学省の調査では、保護者が支出した費用を「学校教育費」「学校給食費」「学校外活動費(塾・習い事など)」の3つに分けて集計しています。このうち、給食費や学用品、部活動など「学校に通うこと自体にかかるお金」にあたるのは学校教育費と学校給食費の2つです。

区分 公立小学校 公立中学校
学校教育費 74,336円 150,761円
学校給食費 35,774円 35,671円
学校でかかるお金(合計) 110,110円 186,432円
学校外活動費(塾・習い事など) 256,489円 356,018円
学習費総額 366,599円 542,450円

出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査結果のポイント」(2026年1月16日公表・訂正版、2026年7月確認)

公立中学校になると、学校教育費だけで小学校の2倍以上になります。部活動の道具や制服、修学旅行の積立などが一気に増えるので、体感と数字がだいたい一致していてちょっと納得しました。

公立小学校と公立中学校の学校教育費・学校給食費・学校外活動費を金額で比較した横棒グラフ。学校教育費は小学校7.4万円、中学校15.1万円。学校給食費は両方とも3.6万円前後。学校外活動費は小学校25.6万円、中学校35.6万円。

学校教育費の内訳、何にいくらかかっているか

公立小学校の学校教育費74,336円の内訳は、こうなっています。

費目 公立小学校 公立中学校
通学関係費(通学費・制服・ランドセルなど) 21,718円 44,081円
図書・学用品・実習材料費等 26,860円 34,341円
学校納付金等(PTA会費・学級費など) 9,533円 14,121円
修学旅行費等 6,718円 24,234円
教科外活動費(部活動など) 3,154円 27,316円
入学金等 526円 1,178円
その他 5,827円 5,490円

出典:同上(図2-2・図3-2)

一番差が大きいのは「教科外活動費」、つまり部活動にかかるお金です。小学校では3,154円しかないのに、中学校では27,316円と9倍近くに増えています。うちも中学に上がってから、部活の道具や大会の参加費で「あ、これは中学生の出費だ」と思う場面が増えました(笑)。

修学旅行費も、小学校の6,718円に対して中学校は24,234円。行き先が遠くなる分、積立額も上がるのだと思います。

学校給食費は、公立小・中でほぼ同じ

学校給食費は小学校35,774円、中学校35,671円で、ほとんど差がありません。1食あたりの単価はほぼ横ばいという計算になります。

ただしこの調査は令和5年度の全国平均です。今は給食費を無償化している自治体も増えているので、お住まいの市区町村によっては、この金額よりだいぶ実感が軽い、ということも十分にあり得ます。

学校外活動費は、塾や習い事しだいで大きく変わる

上の表にある学校外活動費(塾・習い事・家庭教師など)は、小学校で256,489円、中学校で356,018円でした。これは「行かせるかどうか」「どこまでやるか」で家庭差がかなり出る部分です。学校でかかるお金とは別枠として考えたほうが、家計の見通しは立てやすいかなと思います。

わが家の場合はこうでした

ここまでの数字は全国平均です。実際のところ、うちはどうだったか、家計簿アプリの記録を見返しながら書いておきます。

まず給食費。うちの市では給食費が無償化されていて、毎月の請求はゼロです。表にある学校給食費35,774円〜35,671円という数字を見て、正直「うちはこれ払ってないな」と思いました。同じ「学校給食費」でも、住む自治体によってここまで違うんだというのを実感した数字です。

学校からの集金は、ゆうちょ銀行の口座から引き落とされる形で来ます。家計簿アプリの記録をさかのぼると、小学生の集金は8,000円だった月もあれば、4,800円や6,000円ですんだ月もありました。中学生になってからは9,000円台がだいたいの相場で、教材費や校外学習費が重なった6月は、ふたり分合わせて1万5千円台になっていました。塾には行っていないので、この集金額がそのまま「学校にかかるお金」の体感に近いです。

中学の入学時も、まとまったお金が出ていきました。制服・体操服・かばんをそろえて、約10万円。表の通学関係費44,081円は制服代も含めた年間の平均ですが、入学の年はその倍以上が一度にドンと出ていく計算です。採寸のお知らせが来た時点で「あ、来るな」と身構えておくと、心の準備がしやすいと思います。

部活でも、まとまった出費がありました。うちの子は野球部に入っていて、入部が決まってすぐユニフォーム・グローブ・バットなど道具一式をそろえることになり、全部で7万円ほどかかりました。表の「教科外活動費」27,316円という平均と比べると、うちはその年だけ平均の倍以上使ったことになります。しかも道具代だけでは終わらなくて、試合の日はバス移動代が1日4,000円ほどかかります。遠征が続く時期は、地味に家計を圧迫してきます(笑)。

習い事は、塾には通わせずに、ピアノ月6,000円・空手1人月2,000円・そろばん月7,000円・ダンス週2回で月9,000円という感じでやっています。全部合わせても、学校外活動費の全国平均(小学生25万6千円・中学生35万6千円)にはまったく届かない金額です。うちは「塾なしで、このくらい」というのが実感です。

足りないときは、就学援助という制度がある

ここまでの学校教育費・給食費は、いわば「全員に等しくかかるお金」です。それでも家計が厳しいときのために、就学援助という制度があります。

うちも実際に申請したことがあります。一度落ちて、3人目が生まれてから出し直したら通ったという経緯も含めて、別の記事に書きました。

就学援助、知らないまま損してる人が多すぎる話

就学援助、一度落ちたうちが3人目で通った話

数字は今後も変わっていくはず

ここに書いた金額は、令和5年度時点の全国平均です。物価の変動や、給食費無償化のような自治体独自の施策で、実際の負担額はこれからも変わっていくと思います。正確な最新値は文部科学省の調査結果や、お住まいの自治体の案内で確認してもらえたらと思います。

うちも下の子が中学に上がったら、部活の道具代がどのくらいになるのか、通帳を見ながらまた考えることになりそうです。

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